多数決が嫌い。普通という言葉を使う人間が嫌いだ。考えてもみたまえ、共通認識としてまかり通っていいのは互いに身体があることくらいだよ。他に一体どんな共通点がある？
自分の皮膚内にあるものがどんな日本人にも納得いくものだいかねばおかしいと信じている様は外骨格内のはしご状神経さながらとでも言ってやりたい。
結局はひとりひとりのぼろぼろでしかないものを一筋ひっつかんで私のだと主張したところで痛くも痒くもない筈がこちらをただ排除か同化かさせねば気の済まぬ、なんでなのか。
「ああ、そういうものもあるのかもしれないね」って何で誰もいえないんだ。
