neguran0’s diary

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願望無成就

大学生になったら一人で電車に乗って遠くまで旅をしたり出来るのだと思っていた。しかし軽率軽薄事故遭遇率の高さからその類は止められてきたし、結果実行に移す度胸が無い。実際大学に入ってからもバイトを始める度胸も無く更には山梨東京間往復を繰り返さねばならぬ為に時間も金もしまいに気力も失う娯楽に興じたり駆り出されたりする内に自信の拠に出来るような大きな思い出も貯金もない結果で大学生活が終わった。
それに関して恨み言を述べるのが今の私の拠となっている。

言われた方は眉を顰めたり不快を声に出したりして何を今更言ってくれるなという反応しかしない。だが私が黙って行動を実行に移していたとして彼等はその後に私を責めるしかしなかったのではないか。そうと思えばこそ彼等の不快を妨げるべく従順にいたつもりが不満に身を変えて私をさいなむので、私の不実行と従順の対象となった人々にそれを告げるのだが彼等は私に諦めと思考の尊さを説くばかりだ。そんなものの許容範囲をこちらはとっくに理解しているつもりなので先方の発言の無意味さを繰り返し理解してもらおうとすると、彼等は

理解を示したり、自分の瑕疵を認める諦めを呈すること無くこう言い放つ。
好きにしなさい
勝手にすれば
それは最初にあって初めて意味を持つ発言である。これから先に対する最初となるような効力は無い。のみならず彼等は互いの償いとなる条件すら提示しない。
恨み言を聞きたくないだけなら謝辞と約束を一つと約束を実行する確証の提示で済むのにな。
彼等が私に与えるのは形そのまま次回の恨み言の原因となる後悔と積み重なる不遇感である。
私ばかりが約束に縛られる。
せめて電車に長々と揺られる旅にでも付き合って下さいよ。