neguran0’s diary

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2013(平成25年)読んだ本

2013年の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:12152ページ
ナイス数:116ナイス

鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
先月から読み始めて大分時間かかって年越し。なーんか、これ、と思っていたことが真相でした。今読めてよかった、ような。私は殺された方と逆で相手への影響を気にしすぎて何もしないまま相手任せにしてしまう……どうなんだろうそれも、と思いつつ。ミス・マープルが年寄り扱いされている箇所を読むと辛かったので、今度はまだ読んでいない初期の作品を読もう、あと私たちって主語はよほどのことがない限り使わないようにしようと思いました次第。
読了日:1月4日 著者:アガサ・クリスティー
邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
図書館でリクエストして借りたら和田誠のイラストでびっくり。いつもは写真の表紙のものを読んでいたので。新訳になって表紙も違うんですね。えーと、今まで読んでたのとポアロの口調が大分違う気がして(熊倉一雄吹き替えじゃない感じ)ちょっととまどっている内に読み終えてしまいました…あれ全然推測できないで読み終わっちゃったなあ、と。いや単にすっかりだまされただけなのかもしれませんが。
読了日:1月17日 著者:アガサ・クリスティー
考えの整頓考えの整頓感想
やさしいようなおだやかなような。佐藤さんのものを並べる順番はていねい。ウチョテさん意識したさに暮らしの手帖を一冊買うのもよいかしら。
読了日:1月21日 著者:佐藤雅彦
青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
キャサリンさんがとても素敵。素敵過ぎて犯人を気にしなくてよいような気すらしていたが当然そんなこともなかった。そういう感じで怪しんでいたらもっと範囲が広かったよ! これまで読んだポアロの中でも特に映像で見てみたくなったなあ。 あと解説面白かった。
読了日:1月23日 著者:アガサ・クリスティー
牧師館の殺人(クリスティー文庫)牧師館の殺人(クリスティー文庫)感想
淡々と読んでしまったかなあ…ミス・マープルはまるで外部の人のような。いつも牧師よくでてくるなあと思ってたけどこちらは牧師が語り手であった。
読了日:2月3日 著者:アガサ・クリスティー
敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫JA)敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫JA)感想
ひゃっほう敵は海賊だよ! 嗚呼あっという間に読んでしまった……嗚呼。セーター率高いな! あと美人がショートカットでないのは実はレアではないでしょうか。ツインテールヒッチハイクの女学生風てほんとどんな格好なんだ!
読了日:2月7日 著者:神林長平
ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
読み終えたらあっという間だけれど殺人が続く間は長く、一体どうやってたどりつくの? と思っていたら向こうからやって来るように結末が。この手の流れは読んだことなかったなあ、という気がする。
読了日:2月26日 著者:アガサ・クリスティー
風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ (銀河のワールドカップ) (集英社文庫)風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ (銀河のワールドカップ) (集英社文庫)感想
アニメ「銀河へキックオフ!」が大層面白く、とうとう最終回を迎えて寂しくなったので原作を読む。『銀河のワールドカップ』を先に開いたのにこっちを読み終え。すらすら読めて気持ちのよい文章。嗚呼さわやかかわいい。
読了日:3月7日 著者:川端裕人
書斎の死体 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)書斎の死体 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
まったく推理できぬままに読み終えてしまうこのところですがやっぱりさっぱり注目してなかった犯人がー! 云われようがミスリードを誘ってるのかと思ってたらそれがミスリードでした。わかったとこもあったけど、なんで目をつけられちゃったの? とかなんで絞首刑になってほしかったの関わりあったっけ? みたいな疑問も…読み飛ばしてるかしら。あと実はとんでもない人を疑ってすいませんでした! 私が疑った理由はちゃんと役に立ってよかったことです!
読了日:3月15日 著者:アガサ・クリスティー
銀河のワールドカップ銀河のワールドカップ感想
アニメが最終回を迎え、寂しくなったので原作を読む。途中間を開けてしまいましたが。楽しかった! 視点を持つ人物がどんどん切り替わると気持ちいい! いい原作をいいアニメにしたんだなあ。見られて読めてありがたい。多義くんが思いの外目立ついいキャラクターで凄く気に入ってしまいました。小学生でそんないい性格しちゃっていいのかと思うぞ。原作小説があるのになんでこども向けアニメノベライズもあるのかなと思ってたら冒頭数ページで納得しました次第。
読了日:3月30日 著者:川端裕人
魔術の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)魔術の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
久しくするするっと読めた。冒頭がいいなあ。これまで読んだクリスティーの容疑者は大体人生丸見えにさせられてたなあと思うくらい皆さんの露出が少ない気がします。そういう舞台なのか。
読了日:4月16日 著者:アガサ・クリスティー
メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
勢いよく読んでしまいました。しかしルイーズさんがどうしても頭に描けないの。どういう感じだろうな。真相というかこのトリックどこかで聞いたことある気がするのだけど、読んでいる間には頭に浮かばず。何で知ったのかしら。レザランさんの文章好ましかったなあ。クリスティがこの描写を選んだのはどうしてかしら。今のところ語り手がヘイスティングズでない時の方が印象的なことが多いのです。
読了日:4月25日 著者:アガサクリスティー
ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
のろのろ読みました。個人的には脳内ポアロは熊倉ボイスで喋ってほしいのです…(ポアロのしゃべってコンシェルとかあったら飛び付くひといるんじゃないかな……閑話休題)のろのろすぎて収録作品一覧見てもすでにどんな話か思い出せず、新鮮な気持ちで再読できそうな自分の脳細胞にかんぱいです。
読了日:4月29日 著者:アガサ・クリスティー
銀婚式物語銀婚式物語感想
中学生のころ『結婚物語』『新婚物語』を読んで笑い死にそうになって転げていました! 懐かしい! まさかの続編。やはり死ぬほど読みやすい文章。興味を引かれた章からぱらぱらと読んでしまい変な読了の仕方をしました。あとがきに衝撃を受けました。25年後って……流石に70代後半の方がこの調子の文を書かれるのが想像できない……! でも実現したらきっと文体変わっていらっしゃらないだろうなあ!
読了日:4月30日 著者:新井素子
消えた少年 (ハヤカワ・ミステリワールド)消えた少年 (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
ああ、これは、しんどい……もうすぐ映画第二弾が上映とのことで二冊読了したシリーズの続きを、と読み始めた訳ですが。映画はシリーズをとびとびに作られるようで、そりゃそうだわ……俺と高田の会話に救われます。多分本当に複数の意味で映画を見てなけりゃ読めなかったかもしれません、このシリーズ。本当に人物が魅力的で、ああ本当に……。
読了日:5月1日 著者:東直己
謎のクィン氏 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)謎のクィン氏 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
ぼんやりした読後感。サタースウェイト氏が三幕の殺人で思ってたような人と違うのでぎくぎくする。クィン氏がどんな人なのか顔が見たくて仕方な気持ち。このさびしさはなんなのかしら。好きかといわれたらちょっと迷う。好ましいけれども。
読了日:5月20日 著者:アガサ・クリスティー
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
ミス・マープル無双。ずばずば。大変気持ちのよい短編集だと思いました! だってー探偵て結構煮え湯飲まされたり後味悪い思いさせられたりあるじゃーん。ミス・マープルは読んでてそういう思い直接的にさせられないです、有り難いわ。私にはミス・マープルはとても心地よい方なのですが、老いた女性とあまり関わってこれなかった夢見がちな視点でそう感じているだけなのかもしれないとは思うのでした。
読了日:6月5日 著者:アガサクリスティー
模倣の殺意 (創元推理文庫)模倣の殺意 (創元推理文庫)感想
叙述トリックと知っていたせいもあってか色々ひっかけながら読み進めるも、寄り切れませなんだ。肝はわかりやすいですが。各々の探偵っぷりに、え? え? と振り回されました。交換手なんて言葉にびっくりしつつ、今世紀入ってからの改稿というのもあるかもしれませんが読みやすかった。いやなところのない読後感。 余談ですが著者長編リスト、初期のシンプルな今風にも見える題名がどれも変更後『○○殺人事件』になってて、そういう時代だったんだなあと衝撃。 この文庫版、タイトル含め表紙がとてもかっこいい。
読了日:6月7日 著者:中町信
もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
のんびり読んでのんびり読み終えてしまった。被害者のおばあさんがなんだか好ましい。そのお友達も。途中にあった犯人列挙、最初と最後の二人しか名前に覚えがないんだけど、うわーん残りは私既読なの? 未読なの? すでにその二つの名前を思い出せないのをよろこんでいいのやら。
読了日:6月28日 著者:アガサクリスティー
架空升野日記架空升野日記感想
自分に会社勤め経験がないことをこんなふうにがっかりさせられることがあるとは。本当にこういった日々なのかしら……って書いてる人は違う訳じゃないですか! この、よい意味でどうでもいいと開き直れる感じ。表紙の絵の、肩紐の下のストラップとでも云えばいいのか、カタログでは無いことにされるあれにちょっと困りました。
読了日:7月17日 著者:バカリズム
ポケットにライ麦を (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ポケットにライ麦を (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
楽しく読みました。推察しようと思う間のない楽しさ。二ール警部はいいやつだと思いました。 ところで表紙の写真とタイトルがかみ合わないなあ、なんでライ麦じゃないの? これは何の写真なの? とか思っていたのですが、ちょうどのタイミングで水松の垣根は実家周辺にけっこうあることを知ったのでした。実もなってました。しらんかった。写真よりずっと小さいよ。
読了日:7月29日 著者:アガサ・クリスティー
ねじれた家 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ねじれた家 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
本当に最後で嗚呼私知ってた……となる哀しみ。途中まで旧版の文庫で読んだら文字の大きさの違いにびっくりしつつ。あの、運転は誰が? 解説の文章で間違いがあったのが残念でした…
読了日:8月7日 著者:アガサ・クリスティー
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
面白かったーほぼ一気読み! 結局は切ないはなしのような気もする。これこそ映像で見たいかも。そこで引っ掛かる知らないゲーム。あとやっぱりロマンス(婚約以前)が絡んでると面白さが一段階上がる(個人的には)。オリヴァ夫人素敵!
読了日:8月11日 著者:アガサクリスティー
死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
謎解き最中にやっと、あーっ! と思ったのであった。でも大事なとこすっかり忘れてて反対のこと考えてたよ。疑うべきひとがたくさんいるのにリミット早いのでポアロ大丈夫かよ? と楽しむのも一興かと。しかし他の時にその早さは発揮できなかったのかね。
読了日:8月22日 著者:アガサ・クリスティー
愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
三匹の盲目のねずみがとってもスリリング。どの短編もらしさがある感じ。クィン氏はそれにしてもようわからんお人だ。もうそこは言ってしまえよう。
読了日:8月23日 著者:アガサ・クリスティー
パーカー・パイン登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)パーカー・パイン登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
パーカー・パインさんかっこいいと思うのです。前半の安楽椅子仕掛人っぷりがとても好ましい。気の毒でならない依頼人もいたけれど、あんな事務所がホントにあったら……と憧れずにいられない。そう、事務所といえばミス・レモン! ここにいたのかー! 確かにドラマで耳にしたポアロの「ミス・レモン」という呼び掛けはなんだったのだろうとポアロシリーズを読みながら謎だったのです。わかったしゅーかく。
読了日:9月8日 著者:アガサクリスティー
秘密機関(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)秘密機関(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
だーまーさーれーた〜! すっかり騙された! きっちり擁護されまくってるから、あまりにもいやいやまさかみたいな感じでスルー……おのれ!(さかうらみ) はあー面白かったです。タペンスもトミーも魅力的。でもドアの鍵は卑怯じゃなかろうとは思った。これから年を重ねる二人が読めるって楽しみ!
読了日:9月16日 著者:アガサ・クリスティー
黄色いアイリス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)黄色いアイリス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
ゆっくりのろのろ読んだ。ミス・マープルの自分語りがよかったな。あまり印象を持てずに読み終えてもた。
読了日:10月15日 著者:アガサ・クリスティー
茶色の服の男 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)茶色の服の男 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
文字を読む作業しながら読んでいたら時間かかることよ……しかし楽しい物語であった。男性陣がすばらしいね! 誰だ誰だと思いながら読んでたが騙されました。ていうかそこは引っ掛かるよホント。ロマンスもたっぷりで! あーこういう台詞久しぶりに見たと喜んでしまいました。
読了日:11月7日 著者:アガサクリスティー
12種類の氷12種類の氷感想
ふふふ、楽しい。いいなあとうらやましいような、心地いいような。すてきです。
読了日:11月20日 著者:エレン・ブライアンオベッド
チムニーズ館の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)チムニーズ館の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
アンソニーかっこうよすぎてびっくり。今まで読んだクリスティーにこんな格好いい人いたかなと思うくらいに。のろのろ読みましたがすごくおもしろかった。推理は全くできなかったです!
読了日:12月19日 著者:アガサ・クリスティー
ポアロのクリスマス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ポアロのクリスマス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
せっかくだから年末に読もうと読み始めたら先が気になって気になってページが進む進む、病院の待合室で携帯ショップの故障チェック待ちでどんどん読んでいたらクリスマスその日に読み終えたのでした…わお。推理はもうまーったく意識しそこねていたわー。そこかよ! もうその描写はミスリードなのかなって思ってたよ! そんなことなかった!
読了日:12月25日 著者:アガサ・クリスティー

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